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2008年10月
IFBB名誉会長
ベン・ウィダー氏逝去
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1946年IFBB設立以来、会長として世界のボディビル界に君臨したベン・ウィダー氏が去る10月17日に亡くなった。 まさに「巨星落つ」の感慨ひとしおである。
氏の偉大な業績は数多いが、主なものをあげてみると以下のとおりである。
@ それ迄サーカスの力自慢と同様見世物的存在か、もしくは重量挙競技の余技として行なわれ
ていたボディビルを近代スポーツとして確立し、今日の隆盛に導いたことである。
A 筋肉を鍛えることの効用を医科的に立証し、健康づくりや体力づくりに活かしたこと。
B IFBBを設立して世界中にボディビルを普及し、現在約130ヵ国加盟の世界有数のスポーツ
組織に育て上げたこと。
C 兄であるジョー・ウィダー氏と共にウィダー社を設立、ボディビルマガジンを出版して体を作る
ためのトレーニングシステムと栄養食品(サプリメント)を販売する国際企業を成功させたことで
ある。
D 筋肉を鍛えることの意味を単に個人の肉体に止めないで精神的向上と社会の発展に結びつ
ける哲学的な理念にまで高めたことである。
以上、私がウィダー氏の逝去を聞いて頭に浮かんだことであるが、JBBFとも縁が深く1980年にIFBBに加盟以来、JBBFに限りない親しみを持って導いてくれたことは思い出深い。
心よりご冥福をお祈り致します。
社団法人 日本ボディビル連盟
会 長 玉 利 齊
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